私の仕事は商品を開発すること。
コンセプトを1から考え、試作品をつくり生産工程へ落とし込みます。
1つの商品は1人の開発担当が責任を持って、最初から最後まで携わります。
長い間苦戦していたカップのカテゴリー。起死回生の商品誕生か！?
赤城乳業は、カップアイスのカテゴリーで、これだ!!というブランドがなかなか定着せず、大きな課題だったんですね。
これまでも何度かトライはしてきたのですが、これまでつくってきたものとは、全く違う発想でいこうと、
そう思って考えたのがドルチェTimeだったのです。
とくかく苦労したのは形状。本生産直前に、
何十パターンもつくって、ベストな形を探った！！
お店に並んでいるチルドデザートは、120円で買えるものはなかなかないです。
それを、アイスで、しかも120円で、表現できたらどうだろう？
開発している時、そもそもはそんなことを思っていました。
そうなると、値段以上の見た目が大事です。
本格的なスウィーツの味と見た目。
この点は譲れなかったので、製造の久保田さんととことんやりとりしました。
本格的な生産がスタートする直前にも、クリームを絞り出すときの、
絞り口の形状、カップの高さ、カップを回す角度を変えて何十パターンも試作。
その中でイメージしていた姿が表現されているのはどれかと
何度も何度も検討を重ねました。
そして生産初日。予想外のトラブルもありましが、
ギリギリまでこだわり、理想どおりの商品ができました。
完成までにとても大変な思いをした商品ですが、
今では苦労の日々もいい思い出になっています。